青森から五所川原、鰺ヶ沢。
日本海ルートを南下して深浦。雨が上がって陽が射した。
左手に紅葉の山並み、右手は波騒ぐ日本海。この時期の旅もまた素敵だ。

ついていた、と言うべきでしょう。
道の駅象潟近くで雨が上がった。ちょうど日本海に陽が沈みかけている。
撮影して先に進むと、また雨が降りだして、ついている。
道の駅鳥海着、17時15分。
早速、近接する温泉に入って身体を癒しました。
つぶ丸に戻って発電機運転して、エアコン暖房スタート。
年金ビールで宴もスタートです。
11月4日(日)
道の駅鳥海を発って国道7号線を日本海沿いに南下。
昨日とは打って変わって「快晴」のいい天気!やはり晴れていると旅の気分も最高だ。
酒田で、最上川を渡る。
思わず「
最上川舟歌」が口をついてでるが、、、歌詞が続かない「えんやこらまぁかしょ・・・」
鶴岡から温海、「
道の駅あつみ」で一休み。
この付近の道路沿いの空き地にはたくさんの車が駐車している。
どうやら、釣り人のクルマだ、磯のあちらこちらに釣り人が竿を振っている。
こんないい天気の釣りは釣れなくても楽しいに違いない。

山形に入った。つぶ丸初見参のルートは天気にも恵まれ最高だ。
日本海も波静かで、磯には釣り人がそこかしこ。
ゆっくりとエコ運転で、新潟に向かいます。
国道7号に沿って山側にルートをとる。
紅葉の里山と田畑、そして小川の向こうに農家が点々と秋風の中に佇んでいる。
まさに日本の原風景が柔らかい陽射しの中に広がっている。
「来てよかった!」けばけばしい広告も建物も無い岩崎村、山北町そして朝日村。
地方は疲弊なんてしていない。そんな実感が旅の心を癒してくれるのだ。
村上に入る手前で、鮭の遡上で有名な「三面川」を渡る。
スーパーに立ち寄り、村上産の「鮭塩引き」などを購入し、ついでに駐車場でランチタイムとした。
胎内市から新潟市、
都市は日本中同じような全国チェーンの店の看板に犯されて個性を失って久しい。
かつて、雪の新潟・貸切のスナックで「
新潟ブルース」を覚えたことなどを思い出しつつ、
バイパスは容赦なく「つぶ丸」をただ先に進めて行った。
新潟から国道8号線に入って、三条、見附、長岡、そして小千谷。
陽も落ちかけて旧山古志村への道路標識に悲しい災害の記憶がよみがえる。
そして今夜の停泊地「
道の駅ちぢみの郷おぢや」に到着。
道の駅の温泉に入って、飲み始める。
今夜のメニューは、村上のスーパーで仕入れた、メバチマグロの立派なアラをベースにして、
例によって野菜たっぷりの「塩ちゃんちゃん」
薄味なので「ニンニク醤油」を少したらしていただきましょう!
たまりませんなぁ。このあと「湯豆腐」もつくります。¥(^^)
明日は、新潟、群馬の県境越え。
谷川岳は高速道路の関越トンネルルートの方がたぶん勾配が緩いと読んだが。。。
どーだろうか?
11月5日(月)
石打から高速に上がって、
谷川岳を地下に迂回。
長い10Kmのトンネルは息がつまるが、つぶ丸にはやさしい。
水上で一般道に下りて、またエコモードで旅を続けよう。
谷川岳は雲の中だ、残念! 40年前に登った記憶を蘇らせたかったのだが。。。
今年最後の旅を東北6県中未踏の山形県と決めて旅立った。
ちょいと野暮用ができたことから、山形を踏み外して、
新潟から群馬、埼玉、東京と足をのばした。
群馬から山を下って埼玉に入ったとたん、皆さんの運転モードやら血相が変わって、
ガソリンの高騰もクソもなく、エコよりスピードという状況に田舎者はびっくりだ。
午後には、
東京葛飾の定宿(停泊地)に到着。
まずはひとっ風呂と、本日の銭湯は「
観音湯」
さて、東京の第一夜。今夜は誰とも会わずに「つぶ丸」キッチンバー「笛吹亭」開店。
今夜のメニューは、村上の鮭に野菜をのせて電子レンジで醤油味の「ちゃんちゃん焼き」
タコとキムチも合えたり別に食べたり。
湯豆腐も刻みねぎを出汁と醤油・砂糖をビールを加えてちょっと煮てタレにする。
これがまたうまいのだ。
昨夜までの寒さがここ東京にはない。
なんだか釈然としないぼんやりとした気温にゆらゆらと酔いながら、
「明日は何をするんだっけ?」と、牛のように反芻しつつ飲んでいるんです。
11月6日(火)
以前からお世話になっている浅草の眼鏡屋さんに立ち寄って、
コーティングが剥がれて見にくくなった眼鏡のレンズ交換。
ついでに測り直してみると老眼や乱視の度数も変わっている。
あわせて度数も合わせてお願いいたしました。
そして夜は旧友との再会。。。宴も楽しく夜も更けました。
11月7日(水)
本日は昼から古い職場の同窓会?的飲み会で、
ああ!あれから30年。それなりに皆さんそれなりに、、、。
生ビール、ウイスキー水割り。。。。。
どこでどうなったか、、、なんとか「つぶ丸」に戻って、バタンQ!
11月8日(木)
横道。道草の東京を離れて、旅路の再出発。
それにしても、飲み過ぎの二日酔い。
常磐道・守谷SAで2時間休憩してなんとか立ち直ってハンドルを北に向け直す。
今夜の停泊地は、
道の駅奥久慈だいご(大子)。
温泉付きの道の駅です。
11月9日(金)
今日も走った!
始まりは茨城・道の駅奥久慈大子。国道118号線を北上。
矢祭から福島県、塙、棚倉、289号線を白河へ。
白河から会津に向かって、ナビ任せにしていたら山道。
風景は素敵だが、ガソリンが減っていく。
県道を西郷村から天栄村。峠越えの山道は南東北の赤茶色の紅葉に染まっていた。
羽鳥湖から下郷、湯野上、芦ノ牧から会津若松。
鶴ケ城でしばし白虎隊の悲しみに浸るなり。
喜多方で、らーめん昼食。
大みなと味平、小さなシアワセ!
国道121号線も山道、長い大峠トンネルを越えて米沢市、山形だ。
川西、長井。最上川沿いを北上して、白鷹町から朝日町。
日暮れの大江町、
道の駅おおえに着いた。
併設の舟歌温泉300円ソープ付きもうれしい硫黄泉。
旅情を土地の訛りが高めてくれる。
さて、今夜のメニューは、村上産の塩引鮭二切れをベースに、
ニンニク、人参、キャベツ、椎茸を蒸し焼きにして、味付け不要。
鮭の身を崩しながら一緒に食べるとちょうどいい味だ。
地元の豆腐を湯豆腐にして、トマトと赤湯名産さくら納豆もあるぞ。
テレビもそこそこ映って、エアコン暖房もいい感じで山形の夜が更けていく。
11月10日(土)
出発して山形路。立ち寄った、
道の駅にしかわ。
併設の温泉、水沢温泉館。朝6時から営業していて、三百円ソープ、サウナ付き。
時間があるので朝風呂としました。
曇り空が残念だが、窓越しの紅葉も美しい。
新聞も読んだりして、休日気分も味わいました。
湯殿山へのルートは閉鎖中。
紛れ込んだ林道は、月山ブナ林。晩秋の陽射しに紅葉も淋しく色付いていました。
山形といえば「蕎麦」
ちょっと混んでいるお蕎麦屋さん。
とろろ蕎麦・1,100円は「高いかなぁ?」・・・
清水の舞台から飛び降りて?注文しました。
確かに旨い!
山形路も山を越えて鶴岡市。
国宝・羽黒山五重塔は見ておかなくてはいけない。
そぼ降る雨の中、羽黒山の深い森を歩いて到着。
杉の大木に囲まれた佇まいは修験道の山にふさわしい雰囲気に包まれていました。
鶴岡市に戻って、今夜の宿は友人宅。
20年ほど昔の仕事仲間、T都防災無線システムの設計業務スタッフだ。
東京での仕事を終えて、故郷・鶴岡に新居を構えておられる。
昔話に花を咲かせて、奥様の手料理も美味しく楽しく酔わせていただきました。
11月11日(日)
Aさん宅に別れを告げて、再び山道を登って山形市へ。
なぜ、山形市か?
山形県を訪問するにあたって、今回は不十分でしたが「出羽三山」と「山寺」をターゲットにしよう!
と決めていました。
普段は
「夫婦別遊」をモットーとするわが家ですが、
「山寺には行きたいわ!」というカミさんと折り合いを付けたのです。
では、山形駅で待ち合わせして、上山温泉の元会社保養施設にOB料金で一泊。
山寺を見て、蕎麦を食べてから秋田から日本海経由で帰りましょう。
ということにしたのでした。
山形県を学ぶには「山形県立博物館」を見学しよう。
博物館の駐車場に停泊して街の地図をいただく。
見学前に腹ごなしだな。(^^¥
地図を片手に紅葉の霞城公園を散策す。雨もあがった。
城址公園から街中へ。
地図にあった「佐藤屋」さんにて盛り蕎麦一枚。
なるほど、旨いです!
山形県立博物館に戻って見学する。
様々な展示品を拝見したが「縄文のヴィーナス」には驚かされた。
過去に見た「土偶」の中でこんなに現代的なフォルムは出会ったことがない。
展示されているものはレプリカだが、その優美なスタイルに感動する。
縄文文化はやはり侮れない、時代を超えて人間は人間。
テクノロジー以外に進歩したものってあるのだろうか?
かえって失った能力や感性は多いんだろうと考えたのでした。
博物館を見学して考えた。
山形は東北というより関東的な風土だな。
と、感じていたのだが、歴史を辿ってみると、やはり縄文から弥生への変化が早い。
豪族(大和朝廷)支配を示す、前方後円墳まであるのだ。
東北にありながら、エミシと罵られることなく、恐れられることもなく、
早くから大和朝廷に恭順した風土には、都の高い文化の影が濃い。
見学を終えてコーヒーショップで時間調整。
頃合いの時間に山形駅に向かう。
待つことなく「つぶ丸発見!」と携帯コール。便利になったもんですね。
カミさんを助手席に乗せて上山温泉へ。
新設された道路に、ナビが誤案内をしたものの無事到着。
温泉に入って、食事と一パイ!
宿の仲居さんは愛くるしい土偶体形で、、、
遮光器土偶のスタイルは、あれはあれで写実的デフォルメであったのか?
とも酔いつつ考えたのでした。
旅のこころを、湯で癒しつつ明日の「山寺」から秋田への旅を想う。
悲しみの北へ帰る旅人は、遠い時空を超えて夢の中を翔んでいくのでした。
11月12日(月)
朝まで土砂降りだった雨も山寺に着いた途端にあがった。
青空に紅葉も名残の美しさをみせて、はかなくもやはらかい。
かの有名な、千十五段の階段も、日頃の鍛錬のせいか難なく登って奥の院。
なるほど「来て良かった!」の風景や寺院建築が広がる。
ありがたさに、ふと一句浮かんで忘れぬうちに携帯メールに書き込んだ。
散る紅葉いのちの光や五大堂 百合虎
山寺を探訪して、つぶ丸を停めた蕎麦屋で昼飯にした。
名物の蕎麦の美味さは格別で、山形以外では蕎麦を食べるのはやめようと考えたぐらいだ。
ついでに頼んだ「ラーメン」これがまた絶品で。。。
山形の蕎麦、ラーメンは、、、
麺王県と言っても言い過ぎではあるまい。
芭蕉記念館にも立ち寄る。
ばせを(芭蕉)や西行の旅に我が人生を重ねてみたが、
どう考えても幸福度は計り知れない。
展示されている「高名なる茶道具」の「わびさび」も正直にいえば「薄汚きもの」に。。。
言ってはならぬことが、脳内を駆け巡る。
降りだしたる雨のなかを旅を続けて北に向かう。
日暮れて、秋田に入り「
道の駅東由利」を停泊地とした。
温泉付き道の駅で、350円ソープ付きもうれしい。
スーパーマーケットまで併設されているが、
旅の最後の夜だ、おごって温泉内の居酒屋で飲むことにした。
キャンプ旅などはもとより好まぬカミさんへの配慮もある。
まあ、財布は彼女持ちと言うことも大きな理由だ。
(^^;
リーズナブルな秋田料金とボリュームもうれしく、やはらかく夜が更けていきました。
11月13日(火)
一夜あけて、さてと出発するか。
きつい山道を避けて、日本海沿いから帰ろう。
魚を手に入れる楽しみもあるな!と、性懲りもなく今夜の酒を考えているのだ。
秋田県東由利から自宅まで約300km。最後の長い旅だ。
能代から日本海沿いに走って、青森県深浦。
道の駅深浦で大休止、駅の向こう側は日本海だ。
夕焼けにはちょっと早すぎたが暗くなる前に家に着きたい。
深浦は漁業の町、海の産物も豊富に販売されている。
なんと
「鮭一匹」丸ごとで700円オスの値段はこんなものなんだ。
(^^;
メスの筋子入りは、2800円。。。。。うーーみゅ!
鮭は買わなかったが、
鮮度のいい「鯛一匹」450円。
これは買わぬわけにはいかぬ!
今夜は刺身で。。。(明日はカブトと中骨などを「潮汁」にしよう)
ボタン海老も一パック購入して今夜の肴だ。
最後の急ぎ旅を、鯵ヶ沢、森田、五所川原から青森へ。
16時40分無事到着。
全国放送された昨日の豪雨に自宅の被害はなし。
聞くところによると大変な雨量で、浸水被害は322件あったようだ。
ご心配いただいてお見舞いメールなどいただきありがとうございました。