
北海道ぐるりキャラバン旅日記
2007.06.20〜07.06(17日間)
旅の軌跡・前回旅ルートを除いて、時計回りに海岸線一周しました。

2007年6月20日(水)
63歳の誕生日だ。6時45分、スタートさせ自宅を出発。
青函フェリー 青森港08:10発→函館港12:10着に乗船する。

函館到着に到着し、今日の目的地、長万部に向かう。天気は薄曇り。
今回の旅は海岸線沿いに足跡を残す旅としているため、
元気のあるうちに遠回りしようと恵山ルートに決めた。
函館市内は懐かしい路面電車とすれ違いながら走行する。
街としての鮮度は青森同様、少々カビくさいといったら言い過ぎか?
湯ノ川温泉を過ぎて海岸沿いを走行。道の駅「なとわ・えさん」で休憩、
道の駅」を唄う演歌歌手が全国キャラバン中とかで歌っていた。
「頑張って欲しい!」と拍手をした。

漁港、漁師さんの集落、昆布の干し場、そんな光景が連続している道を走る。
薄曇りの空に山の風、海の風、磯の匂い、磯の岩場にはウミネコが飛び交う。
道の駅「つどーる・プラザ・さわら」〜道の駅「YOU・遊・もり」
ネーミングは精一杯がんばっているが、
中味は、うーん!イマイチだ。頑張って欲しい。
たそがれて長万部、「オシャ!まんべ!」と言っていたコメディアンは、
はて?誰だっけ?
まずは入浴と「長万部温泉」をナビに従って向かう。
数件の温泉旅館があるようだ、駐車場に空きがああって、安そうな、温泉を選んで入る。
とっても熱い!源泉掛け流し。
よけいなモノは一切ありませんがホンモノの温泉でした。
今夜の宿泊地は「長万部公園キャンプ場」、きれいなな公園キャンプ場だ。
オートキャンプ場ではないが、道路際に駐車してキャンプができる。

温泉入浴:長万部温泉 390円 シャンプー、石けん無し。
宿泊地 :長万部公園キャンプ場 500円
走行距離:198km
6月21日(木)
北海道二日目の朝、幸い雨もあがってさわやか。
健康のために続けている、ウォーキングに出かけようとトレッキングシューズの紐を結んでいると、
「コンニチワ!」と後ろから声がかかった、「おはようございます」と返したが、
「はて?」トイレに行くらしい後ろ姿の男性はソロキャンパーだろう。
北海道式の挨拶は朝でも「コンニチワ!」なんだろうか?
30分ほど森の中の遊歩道をウォーキングする、アップダウンもあってなかなかよろしい。
通りかかるとソロキャンパーは八戸ナンバーのランクルに濡れたテントをそのまま放り込んでいる。
「なんだ、青森人なんだ!」それにしてもラフな方だ・・・
ん!眼があって挨拶すると外人さんではないか、たぶん、三沢基地の軍人さんなんだ。
朝一番の疑問はすべて解消。やれやれ!でした。
さて、本日の目的地は、道の駅「サーモンパーク千歳」入浴は「鶴の湯温泉」を予定している。
途中、道の駅「あぷた」、道の駅「だて歴史の杜」、アイヌ民俗博物館「ポロトコタン」などに立ち寄る予定。
冷蔵庫も昨日買ったブロックアイスがまだ元気だ。庫内温度も、2.6℃を保っている。
支笏湖での旧友とのキャンプ用に持参した自家製ハム&ベーコンも心配ないでしょう。
さて、コーヒーも飲んだので出発しましょう。
室蘭の突外れ!地球の丸さが実感できるという「地球岬」に立ち寄るが、
ガスで目の前の灯台すら見えない。車内で道の駅で買った、
道産アスパラいっぱいのラーメンで昼飯にした。
霧に包まれた地球岬で昼飯後、「白老ポロトコタン」に立ち寄る。
司馬遼太郎さんの「オホーツク街道」を読み直して、あらためてアイヌ民族についても再勉強したくなったのだ。アイヌ民族博物館を見学して、狩猟だけでなく漁労や昆布漁までしていたことを再認識した。
司馬さんのいう、続縄文時代に稲作の賦役を嫌って北に逃れた民という考え方も、その衣服が「夏型」であって北方民族とは異なるものという考え方にも一理あるなと展示物を見ながら考えた。

苫小牧から千歳に向かう国道は単なる物資運搬移動路的で面白くないが、
入浴のため立ち寄った「鶴の湯」へのルートにはいると、北海道の牧歌的風景が広がる。
砂利道を100mほど入る「鶴の湯温泉」は、少々熱めの湯だがよく温まるいい温泉だ。
料金も400円と良心的(ボディソープ付き)でした。
さて、到着した、道の駅「サーモンパーク千歳」は千歳川に隣接した公園道の駅。
駐車場と公園が分離しているのが北海道に多い道の駅のスタイルか?
なんとか端っこに停められたので今夜はここで駐車場泊に決定です。

温泉入浴:鶴の湯温泉 400円
宿泊地 :道の駅サーモンパーク千歳
走行距離:203km
6月22日(金)
今日は、ここで旧友と待ち合わせし、二人でゴルフプレイ、温泉入浴、キャンプ場での語らいの予定だ。
7時30分、到着した旧友のクルマにゴルフバッグなどを積み込みゴルフ場に向かう。
北海道的な広いフェアウェーは深い緑の森に包まれて、スコアさえ気にしなければ気分も北海道的におおらかだ。
僅差のスコアで勝ちを譲ったが年齢差を考えればまずまずの結果でした。
プレイを終えて道の駅に戻り、クルマ2台を連ねて支笏湖に向かう。
まずは、支笏湖「いとう温泉」へ。支笏湖畔の水際までせまる露天風呂が素晴らしい。
湖を渡る風と湖水と一体になったような温泉に浸って、しばし極上の時を過ごしました。

深い湖畔の森を抜けて本日の停泊地、美笛キャンプ場に到着してセッティング。
彼の持参したバーベキューグリルに炭火を熾し、生ラムのジンギスカン。
私が持参した自家製「ザ・ハム」で、ハム厚切りサラダで、ビールの後はバーボン。
焚き火の揺らぐ炎にも彩られた夜になりました。
温泉入浴:いとう温泉 700円
宿泊地 :美笛キャンプ場 1,000円
走行距離:54km
6月23日(土)
フクロウの「ほ、ほほ、ほほほ!」という鳴き声で美笛キャンプ場の夜が明けた。
太陽が昇ってあたりの空気までが光り輝き森の薫りに満ちあふれている。
湖畔を散策してしばし大自然の風と一体となった。

朝食後、用事のある友人は先に出発し、今夜また再会することにした。
キャンプ場を出発して、彼に勧められた「美笛の滝」に立ち寄る。
「美笛の滝入り口」の標識からオフロードをしばらく走ると、橋の向こうはちょっと無理の様子。
歩こう!と、身支度していると対向車が現れて「まだ行けるべ!先に駐車場もある」とのこと。
懸念したとおり行けることは行けましたが、辛い100mでした。
滝への山道をゴム長で登ること20分、山道を分け入った先に突然あらわれた!見事な三段の滝。
思わず「おお!」と声が出ました。

支笏湖から、札幌に出て小樽へ。さすがに都市部は道路も混雑して渋滞気味。
前回の北海道南部の旅でトレースしていなかったのが小樽。
小樽市博物館駐車場に「つぶ丸」を停めて、まず博物館見学。
その後、小樽運河周辺を散策しましたが、修学旅行の女学生と中高年ツアー客、
外国人ツアー客であふれていました。

近頃観光地で流行の人力車も数多く、流行の観光地ってどこも同じになってしまうのが逆に寂しい感じでしたね。
小樽から月形町、月形温泉「ゆりかご」で温泉入浴し今夜の停泊地にむけて道を急ぐ。
ビールの調達をと店を探しやっと見つけた「何でも屋」さんは、液晶テレビ、冷蔵庫から野菜、缶詰、酒までの品揃えでした。
北海道での買い物は街中で済ましておかないといけませんね。
月形町から当別町、深い、深い森の中を進んで日の暮れる寸前に「道民の森一番川キャンプ場」に到着。携帯電話は不通、公衆電話も無し、緊急用の衛星電話が管理事務所にあるだけの奥地ですが、キャンプ場の設備は近代的。週末とあって家族連れのキャンパーで賑わっていました。
先に到着していた友人と、宴会の準備。今夜のメインは、炭火で焼きタラバ、自家製ベーコンでポトフ。絶品のメニューと上等のバーボン(BOOKER‘S)で今夜も楽しい語らいの夜となりました。

温泉入浴:月形温泉 480円
宿泊地 :道民の森一番川オートキャンプ場 1,000円
走行距離:234km
6月24日(日)
深い森の中のキャンプ場。「道民の森一番川キャンプ場」の朝はちょっと酔いが残っていた。
使った道具を片付けたり、食器を洗ったりしてからモーニングコーヒーを一杯。
ゴルフ、温泉、二泊のキャンプ(焚き火付き)といった贅沢な時間を付き合ってくれた友人Sさんを先に見送ってから、飲料水を補充して私も出発する。
石狩郡当別町の深い森の中を小一時間走って、やっと携帯感度ありとなった。
451号線が突き当たると増毛国道231号線。
日本海沿いの国道はやたらとトンネルが続くが、おかげさまでクルマには走りやすい道だ。
増毛町か、毛があれば増やせるが、、無いものには生えない。。
だろうね、などと考えながら道を進める。
留萌から小平、道の駅「おびら鰊番屋」で休憩。
この辺まで来るとガソリンスタンドも極めて少ない。給油に立ち寄ったスタンドは北海道に入って最高価格の140円。うーーみゅ!致し方ない。
苫前町、道の駅「風Wとままえ」15:00着、ここで駐車場泊の予定だったがまだ早い。温泉だけ利用して先に進む。
羽幌から初山別、オロロンラインは時々小雨交じりの曇り空。左日本海、雲の中に陽が沈みつつある。
右手は北海道的な牧草地が広がって道は遙かに続いている。
日本海オロロンライン、海の向こうに天売島が見える。
赤いハマナスの花もひそやかに雨に濡れて咲く。

17:30 道の駅「富士見」到着。今夜はここで駐車場泊とすることにした。
先客のワンボックスカーの老夫婦が車内に布団を広げていた。
邪魔しないように遠く離れて今夜の準備を始めました。
温泉入浴:道の駅とままえ温泉 500円
宿泊地 :道の駅富士見
走行距離:201km
6月25日(月)
道の駅「富士見」の朝はさわやかに晴れ上がって気分がよろしい。
天気予報がいい方に外れてラッキーだ。
多摩ナンバーのワンボックスカーで旅をしているご夫婦は、暑い東京の夏を逃れるために毎年6月〜10月ぐらいまで北海道に滞在しているとか。
温泉、パークゴルフ、キャンプ場の三点セットフィールドを数カ所利用しているとのことだが70歳を超えてますます!といった元気さに感服いたしました。
サロベツ原生花園の情報もいただき出発する。
国道106号線「日本海オロロンライン」を北上するごとに利尻島が近づいて、海の風景も素晴らしい。
サロベツ原生花園を「下」「上」とも、たっぷりと時間を取って観賞する。

近年は湿原の乾燥が進んで、ササの進出が生態系に大きな影響を与えているようだが、
エゾカンゾウが満開。遠くに、利尻富士が見える。

天気予報が外れて青空に爽やかな風。
冴えわたる、ジャパンシーブルー。
浜勇知海岸から利尻島を望みながら、ランチタイム休憩としました。
ノシャップ岬近くに郵便局を見つけて、財布に旅費を追加する。
窓口のお嬢さんに地域の変わったモノはない?と尋ねると。
小さな貝やカニを額縁化した郵便物?が140円切手で発送できるということだ。
ふむふむ孫に送ってやるかと、その場で宛先を記入してお願いした。
郵便局を出ると、自転車で旅をしている青年と接近遭遇。
何回か追い越している方だった。
ご挨拶ついでに旅話し、「つぶ丸」のネーミングが気になって、ということでこれこれしかじか、「なかなか気の利いた発想ですね!」とお褒めにあずかる。
マイホームページをご紹介かたがた名刺を交換。
「エッセイスト・石田ゆうすけ」さん、今回も取材の旅とのことだ。

ノシャップ岬は「なにもない岬」いや、稚内灯台が屹立して、どーだ!といっている。
土産物屋の鮮魚売り場で、でっかい「ツブ」と「イカの一夜干し」をゲット!今夜の肴だ。
稚内市内に入って、まずは宿泊地の「稚内森林公園キャンプ場」を下見した。
まずまずの環境でOK!なんと、住み着くように滞在している、キャンパーの方々から、スーパーマーケットや風呂屋の情報をいただく。
市内に戻って教えてもらったスーパーは、なるほど安い!
「アスパラ5束300円」うーーみゅ!である。銭湯「扇湯」390円で汗を流し、キャンプ場に戻る。
「ツブ」の身の出し方も教えてもらったので、まずはその作業だ。
なるほどうまく身がとれた。さて、でかい貝殻も良く洗って開けた穴を使って「つぶ丸」のラダーに結びつけた。
ゴミボックスに書いた「つぶ丸」の表示近くに「現物のツブ」があれば、変に疑問を持たせることもないでしょう!

温泉入浴:銭湯・扇湯 390円
宿泊地 :稚内森林公園キャンプ場 無料
走行距離:130km
6月26日(火)
稚内から礼文島へ。霧の朝、フェリー乗り場へ。
キャンプ場で駐車場泊していた熊本ナンバーのご夫婦と待合室で行き会う。
しばし立ち話、舞鶴からフェリーで北海道に入ったとか。
5;50乗船。ジジババツアー客で満員だ。ギャハハハハ!と大音声でわめきあっている。
ああ!いやだね。昨日、キャンプ場定住者が「島に行っても人ばっかりで・・・ここが一番静かでいい」と言っていたのも嘘じゃないと実感する。
これからますます、団塊世代が定年後日本中を走り回るに違いない。
秘境、秘湯、離れ島・・・そんなキーワードに蛾のように群がってくるんだろうなあ。
2等船室にあぐらをかいてPCで書いているのだが、左右に夫婦が座って私の頭越しに話し合う。
やめてくれよ。後ろからばあさんの肘うちが首筋にヒット!うーーみゅ、やってられん!
囚人船か難民船か、旅情のかけらもない旅だなあ!辛い一日になりそうな予感が、当たらねばいいが。
礼文島香深港に到着してさて予定通り観光バスの旅にすることにしてチケット購入。
満席に近い乗車率だ。ガイド付きの観光バスって何年ぶりだろう。
短時間でビューポイントを案内してくれて、「花」の解説までしてくれるのはある意味リーズナブルだ。
日本最北限の地「スコトン岬」を最後にしてフェリー埠頭に戻り観光バスツアーは終わった。


つぶ丸を稚内に置いてきたのは正解だった。
フェリー代も格段に安くあがったし、島内の道路状況はきつくて細い山道だ。
礼文島観光を終えて稚内行きのフェリーに乗船。
フェリー乗り場の近くに土産物屋は多いが、どこにも「弁当」は売っていない。
ゆっくり昼飯を食べる時間もないので、さて!
観光バスでご一緒したクルマで北海道を回っているWさんが2階の寿司屋で持ち帰りオニギリを売っているのを発見してくれた。
やれやれ、なんとか昼飯にありつけた。
居眠りをしながらの船旅も無事に稚内着。
Wさんと別れて、駐車場からつぶ丸を出し、昨日、教えてもらった「稚内市ポートサービスセンター」に向かった。
この施設は、船員の利用をメインにしているらしい。シャワー(7分100円)コインランドリー(今回は洗濯乾燥で500円)休憩施設(無料のマッサージ椅子付き)などだ。
ロシア語の表示もあって国際的だ。洗濯をセットして、シャワーを浴びる。
マッサージ椅子で身体を癒して、備え付けの新聞を読んでいるうちに洗濯作業完了となった。
さて、今夜の宿泊地を日本最北端の宗谷岬にある駐車場施設と仮に決めて出発。
途中、食材とアルコールを補充して無事に宗谷岬に到着した。
霧が出て寒い!道路の反対側の丘に登ると広い駐車場、トイレもきれいに清掃中。
最奥の駐車スペースにつぶ丸を停めて今夜の停泊地としました。
濃い霧につつまれ、霧笛が鳴り響く世界は、なんか「男の一人旅」によく似合うではないですか。
温泉入浴:稚内ポートサービスセンター シャワー 100円
宿泊地 :宗谷岬公園駐車場
走行距離:36km
6月27日(水)
宗谷岬公園の目覚めは「プォーーッ!」と鳴り響く霧笛であった。
窓の外を見ると確かに霧に閉ざされた世界だ。
身支度をして洗面、コーヒーを一杯飲んでから公園内をチェック。
旧帝国海軍の望楼も宗谷海峡の監視所としてロシアの動向をうかがっていたんだねえ。
急坂を下って、いわゆる日本国最北端の宗谷岬モニュメントに行ってみる、間宮林蔵の銅像も北を目指して功績を自慢しているかのようだ。

右端のモニュメントに近づくといきなり音楽が鳴り出す・・・「宗谷岬」の歌詞と楽譜が彫られた石碑から歌が流れる。
いい歌だね、つい歌詞を見ながらいっしょに歌ってしまいました。
宗谷岬を出発して、オホーツク街道を南下。
静かに広がる海は時に荒れ狂って大きな遭難事故も起こしている。
遭難したロシア船インディギルガ号の碑も道の駅「さるふつ公園」近くの海岸に建てられている。
「モケウニ沼入り口」の標識が気になって左折し案内どおり進むと行き止まり。
???よく見ると遊歩道が作られている。
ゴム長に履き替え木道を進むと、なんと!ワタスゲの群生、ノハナショウブやエゾカンゾウが沼のほとりに満開だ。

しばし心癒す風景に時を過ごす。
木道の内湿地帯の奥にはさらに花々が咲きほこっている、こんなところが穴場なんだね、荒らされないことを祈るのみだ。
猿払から浜頓別クッチャロ湖に向かう、クッチャロ湖到着はちょうどお昼。
今夜の停泊地にするつもりだったが、ランチタイム休憩のみとして、つぶ丸を先に進めた。
オホーツクの眺めを楽しみながら、北見神威岬をぐるりと回って、北緯45度を超えた。
道の駅「マリーンアイランド岡島」もキャンプ場隣接で素敵な場所なんだが風呂がない。
店員のお嬢さんに尋ねると、日の出岬温泉がオススメとのこと。
ついでに昨年版北海道・道の駅地図をプレゼントしてもらった!
小一時間進んで、ホテル日の出岬に到着。
オホーツク海を正面にした温泉はなかなかよろしい!
雨が降り出して眺望はイマイチだったがサウナにも入ってのんびりいたしました。
雨もあがって、日の出岬キャンプ場に、ここはクルマは入れないので駐車場利用(400円)だ。
今夜のメインディッシュは浜頓別のスーパーで買った、2ハイ380円の「毛蟹」。
レジのオバサンに「生で食べられる?」オバサンは調理担当に電話して、、
「大丈夫だそうです!」と言ってくれたが、ちょっと心配なので、1パイは「鉄砲汁」にしていただきました。
温泉入浴:ホテル日の出岬温泉 500円
宿泊地 :日の出岬キャンプ場(駐車場利用) 400円
走行距離:130km
6月28日(木)
日の出岬キャンプ場の朝はすでに太陽が昇っていた。
が、雲があるのでどのみち日の出は拝めなっかたろう。
昨夕、管理人が帰った後にキャンピングカーが数台到着したが、さらに増えている。そのうえ、そそくさと出発していく。
うーーみゅ!400円の料金を払わぬ作戦か?はたまたそんなに急ぎ旅なのか?はわからない。
風に磯の香りが流れてくる。潮の引いた磯に行けるではないか。
ゴム長に履き替えて散歩がてら磯に降りる。「魚介類の採取は法に触れるぞ!」と表示されている。
もちろんそんな気は無いことはない。が、しかし、そんなタナボタもありませんでした。
車内を片付けて出発、紋別「オムサロ原生花園」に立ち寄る。
エゾスカシユリに出会えたのがラッキー!だった。バードウォッチャーのオッサンとしばし語らう。
先日この辺で熊の写真を撮ったご友人の話や、この先の、コムケ湖の情報などをいただく。

紋別から道をコムケ湖にとって、コムケ国際キャンプ場前の駐車場でランチタイム。
鳥獣保護区となっているコムケ湖は、昼でもフクロウの鳴き声が聞こえてくる。
カッコーや鶯、その他小鳥の数は数知れず。気持ちが和む素敵な環境だ。
ここ数日、昼飯はインスタントラーメンなのだが、鍋に湯を沸かし、まず、キャベツ、アスパラなどの野菜とカットワカメを放り込んで茹でる。
頃合いを見て、ラーメンを投入。タイムアップの1分前に玉子を落とし込んでできあがり。
最後に刻みネギをパラパラしていただきます!旅行中の健康維持にも気を遣わないといけない。
コムケ湖からシブノツナイ湖に道を取る、が、オフロードだ。ダダダダ!ダ!と車体を軋ませて着いた。
ひたすらに静かな湖と原生の荒野か、花々はハマナスを主に種類は多い。
さらに、人の行かない奥地を尋ねてつぶ丸を進める。
サロマ湖のオホーツク海への開口部の突端まで行こう!

三里浜、竜宮台。明治の文豪、大町桂月が景色の雄大さに感動して竜宮街道と名付けたとか。
たしかに、茫洋と広がる海と空のアイドルが乙姫かと納得!
来る道すがらに、「日帰り入浴」の看板が見えたキレイな建物に立ち寄る。
ホテルか?入ってみると、湧別町が補助金で建てたハコモノ「レイクパレス」とある。
温泉ではないが、日帰り入浴300円。ボディソープもシャンプーも設備されている。
客は無く私が一番風呂とか、いやはや結構でございました。
道の駅「愛ランド湧別」得るモノはないが、
「分別をしていますのでゴミはお持ち帰りください」・・・・・
分別をしているから協力してくれってのは良くあるが、分別をしているから持ち帰れって、
意味不明じゃないのかあ!
北海道は全体に「ゴミ拒否宣言」だが、観光客はどーすればいいの?結局、
コンビニさんにご迷惑をかけているんではないだろーか?
全国からクルマで来ている方々はホントに自宅まで持ち帰っているんでしょうか?
なんとかせいよ!北海道!(有料でもいいからさ<50円か100円ぐらいで手を打ちません?>)
次の道の駅「サロマ湖」には売店内に「分別ダストボックス」がありました。佐呂間町はえらい!
さて、本日の停泊地は、サロマ湖東岸外れのキムアネップ岬キャンプ場。無料です。
クルマは入れませんので駐車場で泊まります。
トイレと炊事場だけのシンプルなキャンプ場ですが、これで十分。
今のところ同宿者は、袖ヶ浦ナンバーの乗用車と、宇都宮ナンバーのワンボックスカーのご夫婦のみ。
今夜のディナーは「ホッケ」「ツブ貝」(小粒なので塩ゆでにします)それと、ジャガイモ、人参、アスパラ、タマネギ、キャベツ、トマトなどをホット&クールサラダで楽しく宴会しましょうか。

温泉入浴:湧別レイクパレス 300円
宿泊地 :キムアネップ岬キャンプ場 無料
走行距離:171km
6月29日(金)
キムネアップ岬キャンプ場の朝は霧雨が降って寒い。
早立ちして「ワッカ原生花園」に向かう。
サロマ湖とオホーツク海を仕切る細い湿原に、エゾスカシユリ、ハマナス、ヒオウギアヤメ、センダイハギ、ハマエンドウ、ムシャリンドウ、エゾゼンテイカなどが咲きほこって見事だ。
野鳥の数もきわめて多い。

原生花園を探勝中に頭上で、「シューッ!」という飛翔音がしたのだが、見上げても何もいない。
しばらくしてまた「シューッ!」?気をつけていると3度目に眼に映ったのは、ものすごい勢いで急降下する野鳥の姿でした。
センターのガイドに尋ねると「ハヤブサでしょう!」なーるほど!あれが「ハヤブサ」か!と納得したところです。
次にサロマ湖湖畔に近い丘の森に広がる常呂遺蹟群に向かう。
縄文、続縄文、擦文までの縦穴住居跡や出土した文化遺産も豊かだ。
さらにアイヌ人も居住したとか。
再現された大型住居のいろりに薪が燃やされていて、なぜか居心地がよさそうで、ここに住み着きたくなるような気になりました。
ここでも野鳥観察をしているご夫婦がいて、望遠レンズで狙っていた「アカゲラ」を見せていただくことができました。


能取湖の縁をまわって網走市に入って、「北方民族博物館」を見学。
二度目の入館だが古代の他民族が共生した社会のありように学ぶことも多いと感じました。
オホーツク海沿いに走って、小清水原生花園に到着。
エゾキスゲの黄色い花が新鮮な色合いだ。
有名なだけに、観光バス、ツアーのバッチを着けたオババ軍団。
土産物屋の客引き、ホタテを焼く匂いなどが入り交じって、大自然の花も恥じらうようでした。
停泊地を決めかねて、走るうちにウトロまで来てしまった。
国設知床野営場に電話をしてみると、18時までに到着できれば受付できるとのこと。
受付終了間際の、17時45分到着してセーフ。
エゾシカは無料で侵入しているが、私は料金350円なり。
徒歩3分の天然温泉を紹介されて早速入浴しました。
今夜の宴会メニューは、サロマ湖産のホタテをゲットしてきたので、貝柱は刺身。
ヒモは電子レンジで煮付けました。天然ホタテはやはり味が濃い。
が、活きている貝に指をはさまれた、イテテ!でした。
一枚残っていたホッケも割り箸の下駄を履かせて電子レンジで8分チン!ふっくらと焼き上がりました。
トマト、ピーマン、キャベツのサラダ。新タマネギはスライスして、おかかと二杯酢で。
天井に雨音がポツポツ、ちょっと寒い。ビール?がおわったら「お湯割り」にしよう。

温泉入浴:ウトロ温泉夕陽台の湯 500円
宿泊地 :国設知床野営場 350円
走行距離:158km
6月30日(土)
知床の一夜、国設知床野営場の朝だ。寒い、13℃。

昨夕到着したのだが、びっくりしたのは周囲の環境の変化だ。
なにもない森の中のキャンプ場だったはずだが、道路標示に「ホテル街」とあって???びっくり!
なんと、キャンプ場のすぐ側に「知床プ○○スホテル」が、どーーーん!と建っている。
駐車場には大型観光バスが5〜6台停まっていた。うーーーみゅ!なのであります。
ホテル街というだけあって周囲には、大中小取り混ぜて林立している。
「世界自然遺産」効果なんだろうねえ!いっぺんに「知床情熱」が失せたような、悲しい現実でした。
ヒグマ、エゾシカの住処に人間がどっと押し寄せて、(私自身もその一員ではあるのだが)いやはやここまで変わっているとは、ヒグマ以上にびっくりしたなあ・もう!でした。
洗顔に行くと、登山スタイルの青年が身支度中。
「歩き旅ですか?」「そうです!」なんと、香川県の自宅を出発して9ヶ月目だとか、
25kgのザックを背負っての徒歩旅行。
「何をしているのか、、歩いているときに考えちゃうことがあります。。。」
「考えるからいいんだよ、犬はどこまで行っても考えないからね!」
アドバイスになりそうもない話をして出発を見送りました。
雨降る知床峠を越えるのは大変だろうが頑張って欲しい!
ブログ掲載の許可を得て旅人の写真を撮りました。「頑張れニシヤマ君!」
自然遺産と人間の営み、30年ぐらい前には「山男」「登山家」といわれる少数民族だけがこんな自然に触れることができたのだけどね、フツーの人が簡単に来てしまう。
商売として来させてしまう。
やはり、「規制緩和」ではなく「規制強化」して、歩くことだけが許されることにすべきだなあと考えたのです。
そのうえで、遊歩道も整備しないことで、「安全は自己責任」ということにすべきでしょうかね。
そんな意味で、この「野営場」はよろしい!紙無しぽっとんトイレも、ペーパーとトラベルウォッシュレットを持参すれば問題ないですからね。
雨降る、国設知床野営場を出発する。
「歩き旅」のニシヤマ君にどこで追いつくかもちょっと気になるところだ。
街中の北海道コンビニ・セイコーマートで不足した食材などを購入しカムイワッカの滝を目指す。
途中の知床自然センターに立ち寄るようにアドバイスを受けていた。
なにやら掲示物の情報では、カムイワッカは通行禁止になっているようだ。
センタースタッフに確認すると、カムイワッカ方面は現在通行止め。
7月中旬から3ヶ月間程度シャトルバスで運行予定。
そして、知床5湖はヒグマの出没があって入山禁止になっている。
展望台までは行けるが、この天気では何も見えないでしょう、駐車料金を払う価値があるかどーか?
とのことだ。近くの「フレペの滝」までは2kmほど歩けば行ける。そのスタイル(レインウェアにゴム長)なら問題ない!とのお墨付きをもらいました。
バスツアーのご一行様もぬかるんだ山道をぞろぞろと、お気の毒なことだ。
フレペの滝に至る森をぬけると、草原はワラビだらけ、それもアスパラサイズの立派なワラビだ。
しかし、しかし、もったいないが、、、採るわけにいかぬのが残念だ。
アク抜きの「重曹」も持っているのだが。
エゾシカが悠然と草をはんでいるすがたも知床らしくてよろしい!
知床の魅力のホンの一部を眺望させていただいて道を戻る。

カムイワッカが予定削除となったので、昨日パスした、オシンコシンの滝に戻る。
やはりなかなか見応えのある滝だ。道路のすぐ側なのが風情を欠いているのがちょっと残念。
コースを戻して、知床横断道路に入る。
緩やかで長い登りは、つぶ丸がもっとも苦手なところだ。
濃い霧も出てきたので40kmでひいひい道を進む。
視界20mぐらいか、対向車のライトがいきなり現れるのが怖い!どうにか知床峠に到着し一休みする。

羅臼側に下り始めるといきなり霧が晴れた。
知床らしい深い森と、冬の厳しさが作り出した風景に心奪われていると、歩き旅のニシヤマ君に追いついた。かなりの速度だ。
窓を開けて激励して先に進むと羅臼の街に到着。
さて、時間も早い。知床岬に続く道の行き止まりまで行ってみよう。
知床半島の山が迫る、海からは波が迫る。
その隙間に道が走り、海側の隙間に漁師さんの集落がつづく。
冬の生活の厳しさが風雪としぶきの冷たささえ実感させられるようだ。
「相泊温泉」の標識と小さな駐車場を見つけて緊急駐車。
地図上で「相泊温泉」があることは知っていたが、それらしい建物は見えない。
???とりあえずトイレを済ませ海を眺めると、崖下の渚にブルーシートを屋根に貼った小屋が見えた。
「あれか?」降りてみると、温泉から出てきた方がいる。ここが温泉なのだ。
さっそくお風呂セットを持参して入る。
いやー!ホントに来て良かった!目の前の消波ブロックが邪魔くさいが、どーん!と波が打ち砕けて飛沫が飛んでくる。

湯船の中で立てば根室海峡の海が、波が、押し寄せてくるのだ。
磯の香りは打ち付けられた昆布のものか?なんとも野趣あふれる天然温泉である。
温泉を出て、先に進むと本当に道が終わった。人間の世界はここまでなんだ。
羅臼に戻って給油。145円には泣きたくなる。
できたばかりの道の駅「知床・らうす」に立ち寄ると、私の名を呼ばれた!
ニシヤマ君がいるではないか、今夜はこの地の友人宅に泊まるとか、よかったね!良い旅を!とお別れした。もう、追いつかれることはないだろう。
道の駅で、殻付きの牡蛎1個130円を2個。
大ぶりの鮭のハラス1枚100円をゲット!牡蛎は念のため生食は止めてくださいとのことだが、
旅の途中だ、やはり火を通して食べることにしよう。
さて、今夜の停泊地は道の駅駐車場が狭いので、羅臼町営林間広場キャンプ場にしました。

温泉入浴:相泊温泉 無料
宿泊地 :羅臼町営林間広場キャンプ場 300円
走行距離:113km
7月1日(日)
羅臼町営林間広場キャンプ場の夜が明けて、寒い!駐車場に大型トラックが停まっている。
昨夜はいなかったが、深夜に泊まりに来たのか?と、作業服を着た方がやってきてキャンプ場の使用料金をお願いしたい、300円だとのこと。
使用申込書に記述している間、昨夜は通夜があってこられなかったんだなどと語りつつ領収書を渡された。
ここと熊ノ湯の側の国設キャンプ場の管理もしているんだとのことで、熊ノ湯も6時に温泉を抜いて掃除したところだからぜひ入ってくるようにとすすめられた。
さて、オススメの「熊ノ湯」に出向いてみる。熱めだがなかなかいい温泉だ。
地元の漁師さんたちが入浴中だったが、近頃の観光客は温泉の入り方がなっていない。
と、憤慨して語りかけてきた。そのとおり!「尻を洗って入れと言ってんだ!」とさらにエスカレートして出て行った。
まさにその通りで、近頃のテレビ旅番組も良くない。
テレビこそ正しい入浴法を見せるべきなんでしょうね。
羅臼の街に戻って、海の向こうの国後島を眺望する。
雲がかかって本日はよく見えないが、これもまたロシアの横暴に腹が立つ。
国後国道を野付半島に向かって走る。
地域ごとに神社の祭礼があるようで、道路を横断する飾り物や奉納幟旗、大漁旗などが強い風にはためいている。
野付半島は狭いところでは50mにも満たない半島だが標高は1mもない砂嘴なのだそうだ。
ネイチャーセンターから原生花園、トドマツなどが立ち枯れた「トドウラ」を遊歩道沿いに歩いた。
花の表示に「エゾカンゾウ」と「エゾゼンテイカ」とあるが、どう見ても同じ花だ。戻って、ガイドに尋ねると、サッポロ方面の呼び方と道東の呼び方の違いだと。
ちなみに、本州では「ニッコウキスゲ」と教えてくれた。
そーか!やっぱり北海道の独自性を強調したくて「エゾ****」となるんだね。


野付国道を淡々と進んで風蓮湖。
別海町から根室市にかけての風景も牧場と原野の広がりに、これもまた北海道的だ。
50年前に「根訓原野」という言葉を習ったなと思い出す。
根室市に入って、道の駅「スワン44ねむろ」に到着する。
今夜の停泊地にしようと考えていたのだが、国道沿い、駐車場が斜めに傾いている。
ちょっと不満足だ。駅内のインフォメーションセンターにお伺いする。
美女系職員さんが親切に対応してくれた。
キャンプ場は閉鎖している、クルマで泊まるなら、市内の明治公園か納沙布岬の駐車場が広くていい。
買い物なら、マルシェ・デ・キッチンが品揃えが豊富、お風呂は銭湯「みなと湯」が駐車場も浴場も広い。とのことで停泊地は「納沙布岬」に決定し、買い物、入浴を済ませて、ナビをセットする。
よし出発!・・・・ナビの動作が変だ!どっちに行く気だ?地図の方向と反対ではないか!
クルマを停めてチェックすると。私の入力指示違いだった。
地図の読み方が間違っていた。
「のさっぷみさき(納沙布岬)」とすべきところを「のしゃっぷみさき(野寒布岬)」と入れてしまったのだ。ぼんやりしていたら、稚内まで戻ってしまうところでした。
ひたすら広い大地を風にあおられつつ、納沙布岬に到着。
風が強い!寒い!誰もいない!つぶ丸の水平を補助板を使って停車。
寒い!発電機を運転して暖房開始。1時間以上たって、やっと25℃。
風がつぶ丸を揺らしています。今夜は船酔いするかもしれません。

温泉入浴:熊ノ湯 無料 根室・銭湯みなと湯 390円
宿泊地 :納沙布岬駐車場
走行距離:210km
7月2日(月)
納沙布岬の朝、引き続き風が強く気温が低い。
同宿?した名古屋ナンバーの乗用車がそそくさと出発していった。
洗顔、食器洗いなどを済ませてから、コーヒーを一杯。
目の前に見える北方領土を複雑な思いで見つめ直しまぶたに焼き付ける。
そして出発、昨日のルートの反対側、オホーツク海側を根室に向かう。
途中の北方原生花園でカメラハント、ここには仔馬が放牧されていてゲートがもうけられている。
木道も彼らの狼藉・・・馬糞だらけだ。
草をはんだり、走り回っている姿は可愛いのだが。
原生花園と別れて走ると、ミズナラの樹林帯が強い風で変形した「風衛林」の風景が魅力的だ。

根室市内にもどって給油する、昨日探しておいた「モダセルフ」の店に入る。
この店は全道的にチェーン展開しているGSなのだが、見たところセルフでも最安価格だろう。
リッター147円などという高値の店もあったが、税込み133円で入れることができる。
これには、カード会員になる必要があるのだが、前回気に入って100円支払ったのだ。
セルフと言っても必要なサポートはしてくれるし親切なのもよろしい!
ということでオヂさんはモダセルフの地図を見ながら給油ポイントを決めることにしました。
さて、ぎりぎり海沿いルート「北太平洋シーサイドライン」にルート設定。
この道は、青い海と白い波、断崖と緑の草原、そして、緑濃き深い森が交互に眼を楽しませてくれる素敵なコースだ。
ルートはアップダウンと急カーブが連続したりもするが、ドライブの楽しみを味わわせてもくれる。
非力な、つぶ丸は4WDATであってもシフトアップ・シフトダウンを余儀なくされて、まるでマニュアル車のようでした。
そして本日のビューポイント「霧多布岬」
滅多に晴れることのない、「霧たっぷり岬」と言われているとか、
駐車場の売店も3軒中、1軒しか開いていない。
「みんな止めてしまって・・・」かなり年配の爺さんが、
問わず語りに「街にいてもつまらんし、滅多にないこんないい天気の日もあるんだ」
「いい景色だべ!」と、わがことのように顔をほころばせた。


途中の、琵琶瀬展望台で一休みする。
友人からアドバイスされた、「厚岸産牡蛎の酒蒸し」が売店にあるではないか。
3個500円、微妙な値段だがいただこう!ふっくらと蒸し上がった味わいは芳醇で濃厚、そこに海が現れて喉の奥に消えていく。
本来ならば、冷たいビールなどとしたいところだが、それは今夜に。
さて、道を進めて、厚岸町到着。
道の駅「厚岸グルメパーク」に到着、地場産海産物も販売しているとのふれこみだ。
ところがなんだ、れれれ!「本日休業」だと?大型バスの客に頭を下げている責任者らしき方がいる。
「道の駅って全国的に認知された公共施設じゃないの。
ウチだけ休みますなんて許されると思ってんの!」とも言いたくなりますね。
いやあ「酒蒸し3個」食べておいて良かった!
冷蔵庫に「鮭のハラス」も残っているし、どっかにスーパーでもあったら寄っていこう。
そんな甘い考えを北海道的に否定して国道44号線は続くのでした。
今夜の停泊予定地、達古武オートキャンプ場にナビはご案内してくれるが、旧道に入ったらしくいつのまにか人外魔境の雰囲気だ。
携帯をチェックしてみると「圏外!」、困ったと思っていると、突然広い道路に飛び出した。
携帯三本立ち!ホットいたしました。
案内表示板も現れて、無事、到着。もちろん携帯OKでした。
達古武湖の湖畔のキャンプ場、入場料込みでフリーサイト730円。
風呂は温水シャワー100円でOKでした、ここもフクロウが鳴いていい雰囲気。
ちょうど夕陽が山の端に落ちようとしています。

温泉入浴:達古武オートキャンプ場 シャワー 100円
宿泊地 :達古武オートキャンプ場 730円
走行距離:200km
7月3日(火)
達古武オートキャンプ場から釧路湿原探訪に出発。
案内標識に従って湿原展望台へルートをとると、いきなりダート!おいおい!後続のカヌーを積んだランクルに道を譲って後からくっついてみたが、つぶ丸は4駆とはいえ凸凹道には極めて弱い。
自転車速度でなるべく凸凹を避けて、しばらく進むとさっきのランクルがカヌーを降ろしている。
ちょっと拝見しようと近づくと、カヌーツアーのガイド夫婦とお客さんでした。
ご主人がお客さんを乗せて、奥さんがポーテージポイントまでクルマをまわすらしい。
写真を撮らせていただいて立ち話させていただいた。

さて、ダートを数キロ走って、コッタロ湖展望台の階段を上る、、、なるほど広がる光景は素晴らしい。
エゾシカが数匹、白くて丸い尻を振りながら草をはんでいる。
この先は、舗装路に変わって助かったが、あたりは牧場ばかりで湿原の眺望はない。
恩根内ビジターセンターに立ち寄るが、本日休館の看板が出ている。
が、トイレは中にしかないようだ。散策路を数キロ歩いてみたが、木道と湿原だがほとんどが草。
花はこの時期少ないのが残念だ。
しかし、トイレが使えないのは女性客などは大変なんじゃないのかなあ。
駐車場に観光バスも停まって団体客オバン軍団もぞろぞろと湿原に向かって行進していくのです。
続けて、釧路市湿原展望台にも立ち寄る。
有料の展望台がメインで、30分下って登って行った先にサテライト展望台がある。
お金を使わない健康法を実践して一汗かいて展望台に到着!
今日も天気に恵まれて暑いが、眺望はさすがだが、いわゆる川が蛇行する風景にはありつけない。



その後、釧路湿原道路も走ったが見られませんでした。
釧路湿原はお金を払ってカヌーで行かないとその姿を見せてくれないらしい。
まあ、川も清流とはいいがたい水の色なので「なるほど!」レベルかなあと感じたのでした。
釧路と言えば「和商市場」ナビをセットして駅方向に進むと無事到着。
駐車場のオッサンのガイドでキャンパー同士がならべられる。
市場にはいると青森駅前市場アウガとよく似た風景。
カニ、鮭がメインかな。刺身とご飯が選べる「勝手丼」が名物のようだ。
今夜の肴が欲しいだけなので、うまそうな「イカ刺し2人前以上」300円を発見してゲットする。
30分以内の買い物なので駐車料金も無料でした。
あとはただ、本日の停泊地「道の駅忠類」を目指すのみだが、海岸沿いに「道の駅恋問(こいとい)」を発見し入店。ここでまた、水槽の活牡蛎、1個120円を見てしまった。
「2個ちょうだい!」言ってしまうんだよねえ。
あとは淡々と、ぶっ飛ばす大型トラックに道を譲りながら走り続ける。
陽が落ちかけた、17時30分にどうにか到着し隣接する「ナウマン温泉ホテル」の日帰り入浴500円に入りました。
極めて熱いサウナにもじっくり入って、いやはやさっぱり!体重計は旅出の前に比べるとなんと2kg減!でした。

温泉入浴:ナウマン温泉ホテル 500円
宿泊地 :道の駅忠類
走行距離:205km
7月4日(水)
ナウマン象記念館の併設されている、道の駅「忠類」の夜が明けた。
とにかく広い駐車場なので、場所を利用目的によって選ぶことができる。
新しい道の駅らしくトイレも清潔で、おまけにウォッシュレット付きなのも感動モノだ。
トイレ掃除も若いスタッフがきびきびと働いているのも素敵に見える。
さて、霧雨が降り出したなかを出発。6kmほど走るとまた道の駅。
「コスモール大樹(たいき)」大樹町の運営のようだ。
こちらはスーパーマーケットが隣接している、なかなかよろしい。
室内に分別ゴミ入れがあったので使わせていただく(よかった!)。
さてナビを、襟裳岬にセットして出発・進行!国道336号線は「黄金道路」とネーミングされている。左手の海が岩礁に白い波を砕けさせている。海霧がもやってなかなかの雰囲気を醸し出している。
コンブ漁の時期なんだろう、盛んに昆布採りをしたり、採った昆布を干す作業があちこちに見える。
そーか!この辺が「日高昆布」の産地なのだ。
押し寄せる波の美しさに、つぶ丸を停めてみると、波間にサーファーの姿が見える。
北海道で始めて見たサーファー達であった。昆布漁師さんとトラブルにならないようにしてほしい。
黄金道路は、トンネルと覆道が連続している、この時期は道路工事もあちこちで施工中で片側一方通行に時折停車させられるのもいたしかたない。

襟裳岬への案内表示を左折すると、霧が濃くなってくる。
ナビは襟裳岬駐車場でなく、ホンモノの「岬」に誘導しやがった。行き止まりの、たしかに「岬」の突端に近いのだが、おいおい!Uターンも難しいじゃないか。
襟裳岬は霧に包まれてホワイトアウト。崖下から潮騒と磯の香りが漂ってくる。
なんとか戻って駐車場に停車。ぐるりとまわってなるほど!なにもない、何も見えない襟裳岬だ。
島倉千代子と森進一の歌碑がならんでいるが、どちらも歌を出さない。静かでよろしい!

襟裳岬を後に、様似、浦河と進む、牧場も乳牛ではなく、黒毛和牛(肉牛)や競走馬・サラブレッドに変わってきた。海では、相変わらずコンブ漁が盛んだ、道の駅「みついし」で休憩し、静内町に入る。
まずは、町営の静内温泉入浴(400円)、薄いコーヒー色の温泉とサウナ、ボディソープ、シャンプーもセットされているのでいいんでないかい!和食の食堂も大広間もある。
ここで一杯飲んで、隣接の無料キャンプ場に泊まるのも正解かもしれない。
街に戻ってスーパーで買い物をして、チェックした静内町営キャンプ場に戻る。
受付をしてつぶ丸を停泊。静かな一夜を過ごしました。

温泉入浴:静内町営温泉 400円
宿泊地 :静内町営キャンプ場 無料
走行距離:191km
7月5日(木)
よく眠った朝であったが、トイレに行くとなにやら大声での話し声が聞こえてきた。
随分でかい声だが、隣のトレーラ夫婦か?出てみると、駐車場に張り出したサイドオーニングの下で朝食の準備中だ。
朝から炒め物らしいが二人そろってビッグなメタボ腹を揺すっている、
エネルギーが満ちあふれて声もでかいのだろうか?
さて、朝食抜き人間の私は身支度して出発だ。
しばらく発電機も運転しながら走って、サブバッテリーの充電と氷を買うまで冷蔵庫を冷やしておかねばならない。
少し走って新冠町、サラブレッドの馬産地だ。
道の駅「サラブレッドロード新冠」寄ってみようと発電機運転のまま端っこに駐車する。
ん!目の前の建物に「レ・コード館」とあるではないか!
ここなのか!礼文島でご一緒した渡辺さんのオススメポイントは。
「オーディオに興味があったら是非寄ってください。三石の先あたりですよ」と、言われていたのだ。
入館料500円、JAF会員は100円引き、とのことで入館するとスタッフがご案内します。
と、やたら親切である。ちょうど「レコードコンサート」が始まってます。
と、会場の部屋に案内された。
うぉっ!素晴らしいリスニングルームではないか!曲目不明のクラシックが演奏されている。
LPレコードをホーン型スピーカーで鳴らしている。
時々、針音がするものの豊かなオーケストラの息づかいが聞こえてくるような臨場感だ。
うーーーみゅ!と聞き惚れていると、
スタッフが「リクエストにお応えします」と跪いてカードを差し出された。いきなり言われても・・・
「マイルスディビスの演奏レコードあります?」
すかさずジャケットを示して、この中の曲でしたらこの後すぐにかけられます」とのことだ。
知らない曲ばかりだが、最後の「アイ・ソート・アバウト・ユー」をお願いした。

感動モノでした。マイルスの唇が目の前にあるような、ドラムスのささやくようなステア、
ピアノを叩く指の歌声、サックスの深い河のような音色。
うーーみゅ「アナログって自然だよなあ」

北海道に来たらぜひ立ち寄ってください!ですね。
ホールにあった、ジュークボックスに100円を入れて、
アイ・ジョージの「赤いグラス」を聴いていたら、蓄音機コンサートが始まりますのでどうぞ!
と、違うスタッフに案内される。聴講生?は私一人だ。
蝋管レコード、エジソンレコード、エボナイトレコード、SP盤、を
それぞれ異なる手回し蓄音機で聴かせてくれて解説までしてくれる。
「ああ、それ蝋管ね!」などと口を挟むと、語りがわからなくなっちゃうから止めて欲しいと眼が語っていた。「ここは撮影禁止です」終了後、彼女は立ち去っていったので、じっくりと数多い蓄音機を観察したのでした。
いいところに来て良かった。
時間があれば数多いSP盤コレクションを検索して、リスニングルームで聴くこともできる(有料だがさほどの金額ではない)懐かしいアイドル歌手などのジャケットも壁に展示されていたりして思い出に浸ることもできるのだ。
出てみると、お昼ではないか。いい道草であったが、ここで昼食にしよう!としました。
さて、ハイセイコーの銅像に見送られて出発する。ちょっと道を急がねばならない。
日高町、むかわ町から苫小牧。急に風景がほこりっぽく、殺風景になってきた。
苫小牧は工業都市だもんな、早いとこ抜けてしまいたいがそうはいかないようだ。
どうにか白老、虎杖浜と海が見えだして一安心。

登別温泉に道を取って、予定していた「さぎり湯」に入る。
「満足度一番・温泉銭湯」と売っているだけのことはあります。
銭湯ということで、390円もうれしいお値段。
銭湯ですから、石けん持参ですよ。駐車場に入れるのがちょっと苦労でしたがね。
さーて、どこに停まるか、泊まるか。すでに通ったルートを逆行するのも能がない。
地図で検討して、洞爺湖畔の道の駅「そうべつサムズ」山越えだが行ってみよう!つぶ丸出航です。
思ったとおり以上の山道で後続車がいなくて幸いでしたが、オロフレ峠を越えるのに一苦労しました。
「済まぬ!つぶ丸、苦労をかけた!」なのでした。
到着した、道の駅「そうべつサムズ」は工事中でしたが、トイレが使えればOK!として停泊し発電機運転。昭和新山の眺めもなかなかです。明日は、函館近くまで行くことにしましょう。
旅もいよいよ終盤です。

温泉入浴:登別温泉銭湯・さぎり湯 390円
宿泊地 :道の駅壮瞥サムズ
走行距離:182km
7月6日(金)
道の駅「壮瞥サムズ」の朝は小雨交じり。昨夜同宿の大型トラックは出かけた後だった。
いつもより、ゆったりぼんやり朝寝したが起き出した。
工事中でトイレだけかと思っていたら、産直品販売もやっていた。
大型バスから老人達が足元おぼつかなく降りてきて、「明日はわが身」を実感させられる。
函館まで一直線だが、折角なので、洞爺湖〜昭和新山を回ってみる。
以前来たことがあるので淡々と道を進める。
昭和新山の駐車場はすべて有料だという表示と料金徴収員のジジイ様が監視している。
クルマの中から携帯カメラで1枚ショットしてそそくさとUターンしました。

洞爺湖町から厳しい山道を長万部にくだり降りて噴火湾。
道の駅「あぷた」からすぐに、道の駅「とようら」ここから長い長い長万部の道筋に道の駅がないのだ。
どーしても「カニ屋」に寄らせようという陰謀か?
我慢してオシャマンベ、八雲町に入って最安の「モダセルフ」発見して反対車線だが突入し給油しました。
噴火湾のおだやかな海を眺めながら快調に森町。
道の駅「YOU・遊・もり」で一休みして時計を見ると12時30分。
このまま走れば、今日中に青森に帰ることが可能だ。無理に何度も来ている函館で泊まる理由はない。
「よし帰ろう、旅の終わりだ」そう決めて一路函館に向かうことにしました。
電話で青函フェリーの予約をして、ナビをセット。
つぶ丸を青函フェリー埠頭に進めて乗船手続き。
Webクーポン割引も適用して、弁当代がタダになる勘定だ。
まだ少し時間があるので、函館自由市場を見に行く。なるほど、ここは市民の生活市場。
青森駅前市場と雰囲気がそっくりだ。
観光客用の赤レンガ倉庫付近の朝市や鮮魚売り場よりはるかに品物も多いし値段も安い。
駐車場も無料だし言うことなしだ。甘塩鮭のカマが一山300円だったのでゲット!
「ここが一番おししいのよ!」とオカミさんも笑顔で包んでくれた。

フェリー埠頭に戻って乗船準備したところで乗船時間、そして出航。
たそがれの陸奥湾に陽が沈んで、北海道の山の端を赤く染めていきます。
船内で日本一周を目指している富山出身のN君としばし歓談。旅で人生の何かをつかんで欲しい。
青森港に無事到着して、17日間北海道周遊の旅は終わりました。
走行距離:209km
総走行距離:2825km
今回の旅でも、様々な出会いがあり、また、友人を含め沢山の旅のアドバイスをいただきました。
メールや電話での励ましもとてもうれしかったです。こころより感謝しお礼申し上げます。
<旅の終えて 費用総括>
旅の費用を整理した。
「年金生活者の旅」として費用を最小にするためには「外食」を極力避け、エンゲル係数を低くすることだ。
食いたいモノは、食材を買って自分で調理する。ほぼ、これに徹した。
「バフンウニ」「イカ」「ツブ貝」「ホッケ」「ホタテ貝」「タラバガニ」「生ラムジンギスカン」
「毛蟹」「花咲カニ」「ホエー豚」「牡蛎」「鮭」などと、地場の野菜など。
まあ、北海道の旬の食材は、ほぼ、食べさせていただいた。
ということで「食の満足度」も高い旅であった。
時あたかも、「ミートホープ社食品疑惑問題」が連日ニュースのトップをにぎわしていて、
加工食品、調理済み食品は怖くて手が出ない状況でもあった。
それにしても、ガソリンの高騰は必然的に構成比上でも大きく目立つ。
フェリー料金とガソリン代が基本的な交通費だが、この二つで費用の65%を占めている。
高速道路を使わなかったことと、エコ運転に徹したこともあって、
ガソリン1リットルあたりの走行距離は、7.8kmであった。
これは、発電機のガソリンも含まれているので、実際にはリッター8kmはいっているだろう。
人間様(私)のガソリン代は食品に含まれている、
なにせ重要な精神的エネルギーの素であるからだ。(^^;
総走行距離は、2825km、一日あたりの単純平均では、166km。
わりとのんびりした旅であったといえますね。(最大401km、最小54km)
参考資料
