2007年2月19日〜20日
「八戸えんぶり」(国重要無形民俗文化財)への旅


青森に住んで8年目だが、八戸市をじっくり見ていない。
ましてや厳寒期に行われる祭り「八戸えんぶり」も、「さぞかし寒いだろう」と見に行っていない。
さて今年は暖冬であるということではなく、南部地域の郷土芸能も見ておくべきだ!
との意志を持って出かけたのであります。

「えんぶり」は2月17日土曜日からの開催なのだが、自由人となった私は「いつでもOK!」である。
混み合う週末よりは平日にしよう。
ついでに、縄文文化の宝庫である青森県にあって、三内丸山と肩を並べるといわれている「是川縄文遺跡」の出土品なども見ておきたい。
八戸市のHPなどで情報を収集すると、博物館などは月曜日休館だ!
「えんぶり」の公演は昼間もやっているが、夜の「かがり火えんぶり」が情緒がありそうだ。
ということで、19日夜の「かがり火えんぶり」を見物して、市内の温泉入浴、近くの道の駅で宿泊。
翌日20日に風光明媚な種差海岸や蕪島を見て、さらに「いさばのかっちゃ」が評判の陸奥湊魚菜市場に立ち寄ってから、縄文文化の勉強をして帰るコースを計画したのであります。


◆2月19日(月)

八戸の春を呼ぶ祭り「えんぶり」に初見参!
今年初の「つぶ丸」の旅でもあった。

2月19日(月)昼過ぎに「つぶ丸」出航、道の駅「しちのへ」で一息入れて15時頃八戸到着。
駐車場探しに難儀して街中をぐーるぐる。
キャンピングカーが入れる平面駐車場って意外と見つからない。
まあ、なんとか会場まで歩いて10分ぐらいのコインパーキングを見つけて駐車。
街中を探検してみると、、、
八戸は街全体が「飲み屋街」か?と思わせるぐらい飲み屋が多い印象だ。
本屋などデパートの中にしかなかったしね(^^;
街中で「門付け」?演舞の「えんぶり組」を眺めつつそぞろ歩いた。

つぶ丸車内で時間待ちして、たそがれの灯ともし頃に会場である市役所前に出かけた。
向こうから歩いてくる方々は一見してそれとわかるギョーカイの方々だ。
居酒屋に向かう小粋なおばさん。
マツゲをばっちり決めたスナック勤めのオネーさん。
スーツ姿も極めたホストクラブの?オニーさん。
などなど、、、八戸は夜の街。そんな印象だ。
ふと、八戸に単身赴任して無念にも肺ガンで亡くなった友人を思い出した。
この街で単身赴任生活をしていたら、、、自炊生活なんて無理かもなあ。
会場では前座?をつとめる地元出身の歌手が歌を披露したりしていたが、
18時丁度に「えんぶり」演舞の開始となった。

 
 

寒い中、みなさん精一杯演舞して、、、地域の民俗色の濃い祭りでした。
一回目の演舞のみ拝見して、
「とにかく寒い!祭り」から退散いたしました。
この後、「はちのへ温泉」に入って冷え切った身体を温めてから今夜の宿泊地を、道の駅「はしかみ」としました。

さて今夜の「キッチンバー笛吹亭」のディナーは、持参した「マグロ」と「ホタテ」の刺身。
「きんぴらゴボウ」「小松菜のおひたし」。
そして鍋の中身は「豚肉」「豆腐」「タマネギ」を使った「肉豆腐」
ホットウィスキーのぬくもりにじんわりと夜が酔っていきました。



◆2月20日(火)
2月20日(火)5:00am
頭頂が寒くて目覚める。。。つぶ丸のバンクベッドで寝ていたんだ。
電波時計に表示された室温は、0.9℃だ。(後の天気予報で最低気温は−5℃だった)
手近なタオルで頬被りしてダウンシェラフに潜り込んでしばしうたた寝。
6:00起床して発電機を運転しエアコンと灯油ファンヒータを同時運転。
30分ぐらいで、15℃まで室温があがった。
洗顔してコーヒーを飲みながらラジオでテレビを聴く。
8:00道の駅「はしかみ」を出発し種差海岸へ、
ここは司馬遼太郎さんが、街道を行くシリーズの「陸奥の道」で絶賛した風景だとか。

  

冬枯れの芝生が残念だったが、冬の風景もなかなかだ。
ふと、かつての名曲が唇をついて出る。
「冬の浜べはさみしくて、よせる波だけがさわいでた・・・」1965年頃だったか、日野てる子の「夏の日の想い出」だったか、、、あのころ俺も若かった。。。
そーか、ここはかの風光明媚な三陸リアス式海岸につながる海。
断崖の始まる岩礁地帯なんだ。
続いてウミネコの島「蕪島」に向かうが、、、道路工事で迂回させられ、ナビは凸凹未舗装幅員2mちょいの道につぶ丸を誘導してくれた。。。冷や汗をかきつつ脱出。
今回はパスしました。
さらに続けて、陸奥湊魚菜市場に向かう、、、これまた市場内の細い道路に関係者のトラックやら買い物のクルマが右往左往、、、つぶ丸を停められる駐車場が見あたらない、、、いい魚が見えたのだが残念!ここもパスしました。
かなり残念でしたね!

次は大好きな「縄文文化」のお勉強に、
八戸市縄文学習館(是川考古館・歴史民俗資料館)
八戸市博物館
を見学する。

 

  
 
 

古の縄文文化の豊かさにしばし時を忘れる。
しかしだ、二つの博物館には縄文遺跡からの出土品が展示されている。
特に縄文学習館の展示は未整理のままのものまで露出されているではないか。
どちらも管理者+若いスタッフ4〜5名(もっとかな?)が常駐しているのである。
八戸市民ではないが、、、これが自治体の実態!
統合すれば人件費は半分で済む。年間3000万円ぐらいは節約できるだろう、無駄といって言い過ぎじゃないだろう。
夕張への道はここにもあるんじゃないだろうか?
立派な市庁舎だったしなあ。
しかし、しかし、見学者のほとんどいない冬の博物館。
職員はのんびりとくつろいでいたが、、、「働きがい」「生き甲斐」はあるんだろうか?
「だから休日はしっかりと遊んでます!」なんて言われそうだ。(^^;
「うーみゅ!」考えてしまうおぢさんなのだ。

気分を変えて帰路につく。
道の駅「しちのへ」でランチタイム。
馬産地七戸らしく「馬肉ラーメン」が評判らしい。食べてみよう!


熱々のラーメンだ、はふはふじゅるじゅる「うまい!」
馬肉のサクラ鍋(味噌味、キャベツなどの野菜たっぷり)に麺を入れたような感じだ。
汗びっしょりで完食!まずまずの750円でした。
強い向かい風に緊張しつつ、15:00帰宅。
旅の終わりでした。